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躊躇

歩いているとふと路地が目に入った。
「この路地を通ってみようかな」と思ったものの、ちょっと躊躇してしまうような路地で…

突然、路地の影からガタイのゴツイ異国のオトコが話しかけてきた。
「シャチョーサーン ワタシノ ミセニ ゼヒ キテクダサーイ!」
「急いでますんで。」
「ウソ オッシャーイ シャチョーサン サッキカラ ロジノ イリグチデ ボーット タッテルノ ワタシ ミテマシター。」
そう言うとワタシの腕をぐいっとつかんで、自分の店に引っ張っていこうとする。
「キャッチセールスはしたらあかんねんぞっ」と言ってはみるものの表通りを離れた場末の路地。
「ワタシノ オミセ オイシイ オサケ タクサーン アリマスネ。 ドゾ ノンデッテ クダサーイ。」
「あかん、あかん。オイラ痛風やねん。」
「ケーサツ ヨブノデスカ?」
「それは通報。」
「アイカタサン イラシャルノデスカ?」
「それは夫婦。」
「ヤネノ コトデスカ?」
「それはルーフ。」
「ミカクニン ヒコウブッタイ ノ コトデスカ?」
「それはUFO」
「ワタシ チンプン カンプーン デス。」
「あのね、オイラ病気やからお酒は飲めないの。わかった?」
「ワタシ ニホンゴ ワカリマセーン。」
「嘘つけ、さっきからちゃんと日本語話してるやんけ。」
「バレマシタカ ジャ オサケ ダメナラ ソフトドリンク  モ アリマース。」

無理やり腕をつかまれて得体の知れぬ店の中に引きずりこまれたオイラの運命やいかに…
妄想劇場のはじまり、はじまり。

瞬間、アホなことを妄想していたワタシではあるけれど、そういう妄想をさせるのに充分過ぎるほどの雰囲気を醸し出している路地でありました。

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